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Guide — 板金・溶接・機械加工

金属加工業のホームページで
載せるべきこと

図面を持っている人が「この会社に頼めるか」を判断できる形とは何か。制作する側の立場から整理しました。

KIGAKU Web & Tools(東京・日本橋)| 2026年8月更新
Drawing to parts

発注側が見ているのは、
加工方法・材料・寸法。

「高い技術力」では、自分の図面が通るかどうかを判断できません。ホームページで先に示すべきは、できる加工の範囲です。

  • 加工切断・曲げ・溶接・組立
  • 材質鉄・ステンレス・アルミ
  • 図面PDF・DXF・現物

金属加工のホームページが果たす仕事

板金・製缶・機械加工の仕事は、既存の取引先と紹介で回っていることが多く、「うちにホームページは要らない」と言われることがあります。ただ実際には、次の3つの場面で見られています。

製作可否の判断に必要なのは、抽象的な「高い技術力」ではなく、加工方法・材料・寸法です。この一文が、金属加工のホームページで最初に決めるべきことのすべてです。以下の7項目は、そのための具体的な中身です。

載せるべき7つの要素

1. 対応できる加工を、工程の名前で書く

「金属加工」「精密加工」だけでは、何も伝わりません。切断・曲げ・溶接・組立・穴あけ・タップ・面取り、あるいは旋盤・フライス・研削のように、工程の名前で並べてください。見る人はその言葉で自分の図面と照合します。

板金・製缶が主工程の会社と、切削が主工程の会社では、書くべき言葉が違います。両方やっているなら両方書き、片方だけなら片方だけを書く。できないことを書かないほうが、結果として問い合わせの質が上がります。

2. 扱える材質を明記する

同じ形でも、鉄・ステンレス・アルミでは加工の勘所が違います。材質は、発注側が最初に確認する条件のひとつです。

項目書き方の例なぜ効くか
SPCC / SS400 など材質記号まで書くと、担当者が図面の材質欄と直接照合できます
ステンレスSUS304 など「ステンレス対応」だけだと、溶接まで対応できるのかが分かりません
アルミA5052 など扱わない材質があるなら、書かないことで問い合わせの空振りが減ります
支給材内容を確認して対応材料持ち込みの可否は、聞かれる回数の多い項目です

3. 寸法と数量の範囲を示す

設備能力は、型式の羅列ではなく「何ができるか」に翻訳して書きます。板厚の対応範囲(例:板厚0.5〜12mm)、加工できる最大寸法、対応できる数量(1点の試作から/小ロット中心/量産も可)。この3つがあると、相手は自分の案件が範囲に入るかを自分で判断できます。

数字を出すのが不安なら「◯◯まで対応した実例があります」ではなく、「この範囲でご相談を承ります」という書き方にすれば、断定にならず、しかも判断材料にはなります。

4. 図面の受け取り方を書く

意外に抜けているのがこれです。PDF・DXF・手書きの寸法メモ・現物のどれで相談できるのかを書いておくと、「図面がまだ完成していないから問い合わせを控える」という取りこぼしがなくなります。

図面が未完成でも、話せるところから相談できると分かることが、最初の1通のハードルを下げます。

5. 図面から出荷までの流れを見せる

工程ごとの受け渡しをどう考えているかは、そのまま品質の説明になります。5段階で十分です。

段階やっていること
01 図面確認用途・公差・数量・納期を整理する
02 工程設計材料取りと加工順を決める
03 切断・曲げ基準面を守りながら成形する
04 溶接・仕上げひずみを確認しながら接合する
05 検査・出荷重要寸法と外観を最終確認する

ここで大事なのは、干渉・溶接ひずみ・表面処理後の寸法のように、前の工程で次の工程を考えていることが伝わることです。発注担当者はそこを読んでいます。

6. 検査で見ている項目を書く

部品は、相手部品に組み付いて初めて完成です。「できた」ではなく「使える」を確認していることを、項目で示します。重要寸法、穴位置・ピッチ、溶接外観とひずみ、バリ・傷・仕上げ。4項目並べるだけで、検査の話をしていない会社と差がつきます。

7. 見積依頼に必要な情報と、会社情報

問い合わせページに「材質・数量・希望時期をお知らせください」と書いてあるかどうかで、最初の1通の中身が変わります。条件が揃っていれば、その日のうちに検討に入れます。揃っていなければ、聞き直しの往復が発生し、そのあいだに他社が見積もりを出します。

会社情報は、代表者名・所在地・設立・主要設備・取引先の業界(社名でなくても構いません)まで。信用の土台になります。

よくある失敗

金属加工の会社のホームページを見ていて、実際によく見かけるものを挙げます。

見え方をサンプルで確認できます。板金・溶接・機械加工向けのデザインサンプル「有限会社サンプル鉄工所」(当方が見本として作成した架空の会社です)で、対応できる加工・材質・工程・検査の実際の並べ方をご覧いただけます。他業種のサンプル一覧はこちら

今のホームページを、先に確かめる

ここまでの7項目のうち、いくつが自社のホームページに書いてあるか。まずはそこからです。作り直すべきかどうかの判断は、業種を問わない7つの基準にまとめてあります(ホームページを作り直すべきか、7つの判断基準)。

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KIGAKU Web & Toolsの場合

当方は、お店・小さな会社専門のホームページ制作に加え、見積書・作業日報などの業務ツール制作も承っています。板金・機械加工の会社の場合は次の形になります。

まずは、試作を見てから決めてください。

会社名と現在のホームページの状況(なくても構いません)、それに図面や見積まわりで手間になっている作業があれば、そのままお送りください。試作ホームページを無料でご用意します。

無料で相談してみる 押し売りは一切しません。返信は2営業日以内です。

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